製品情報

我々は外観特性の他に、強度・高耐食性・素材特性・使用部位特性・耐久性など、
1つの機能を生かせるめっきから複合的な要素をふまえるめっきまで、21世紀の新素材を作ります。

フープ連続めっきラインの製品

携帯電話部品のめっき

携帯電話基板上のめっき

全自動亜鉛ニッケルめっきラインの製品

トラック部品

モーターカバー部品

対応素材

  • 鉄鋼
  • ステンレス合金
  • 銅合金属
  • アルミニュウム全般
  • 焼結金
  • ポリカーボネート樹脂
  • ペルチェ素子
  • 光造形製品
  • 高炭素鋼
  • タングステン合金
  • アルミニュウム鋳物合金
  • ABS樹脂
  • PC・ABS
  • ウレタン樹脂
  • PPS樹脂

装飾めっき

材料の表面処理、表面加工を行います。

装飾めっきの種類

クロムめっき白色、黒色(3価)
電気のめっきの中では一番硬いめっきで、 「耐摩耗性」「耐食性」に優れています。
光沢ニッケルめっき
ニッケルは耐食性に優れ、硬さ、柔軟性など物理的性質も良好であり、色調も良くて変色しにくく各種の素地に対して直接密着性の良いめっきができます。
ニッケルは鉄に近い金属ですが、空気や湿気に対しては鉄よりはるかに安定であることから、めっきでは装飾、防食の両面に利用されています。
ただし、表面は空気中でわずかに変色するため、美観の付与と保持のためにクロムめっきを施します。
スモークめっき
光輝クロムよりも深みのある、落ち着いた色調の表面品質を実現します。
パールめっき
深みのあるパール調のめっきができます
錫、ニッケル合金めっき(黒色)
黒味をおびた色になります。銅や真鍮めっきの上に黒色ニッケルめっきを行い、部分的にバフ研磨して銅や真鍮の色調に黒を加味したものは、古美仕上げと呼ばれます。
家具金物や照明器具、装身具、喫煙器具等に広く利用されている方法です。
錫、ニッケル、コバルト合金めっき(白色)
冴えた白色のめっきです。展性・延性に優れ、耐食性も良好です。
錫、銅、亜鉛合金めっき(クロム代替色)
黄金色を示すSn 30~35%組成のめっきは金めっきの代用として現在も多く使用されています。
また、青銅めっきは耐食性に優れることからニッケル、クロムの下地めっきとしても重用されています。
めっき浴には黄銅めっきと同じくシアン浴を用います。
金めっき
貴金属めっきの代表としてさまざまな用途に用いられ、合金化して色調や硬度を変えたさまざまな金めっきがあります。
ホワイトゴールド色、ピンクゴールド色、18K色、24K色などがあります。
銀めっき
電気導電性、熱伝導性が優れています。
パラジウムめっき
白色光沢のめっきで、純パラジウムめっき、パラジウムーニッケル合金めっきがあります。
純パラジウムめっきは少しくすんだステン色です。
ニッケル、バラジウム合金めっき
白色で純パラジウムよりかえって耐食性、伸びが良く曲げても剥げずコストも抑えられます。
プラチナ(白金)めっき
プラチナが持っている触媒としての機能を付加します。
ロジウムめっき
華やかな白色光沢を放ちます。耐食性、耐磨耗性が良く変色しないため装飾用の他工業用にも使われています。

光沢ニッケル-クロムめっき
(テーブルウェア)

銅めっき古美仕上げ
(インテリア)

金色めっき
(照明器具)

金めっき
(照明器具)

銀めっきパール仕上げ
(洋食器)

金めっき、ロジウムめっき
(眼鏡フレーム)

機能性めっき

材料が本来備えていない性質を付加することで、
硬度特性や皮膜特性の向上が得られます。

機能性めっきの種類

硬度特性

無電解ニッケルめっき(低リン、中リン、高リン)
電源を用いずに化学的還元作用でめっき金属を析出させる方法で、形状によらず、均一な膜厚の皮膜が形成されるため、寸法精度、形状精度が要求される部品に多用されます。
無電解ニッケルボロンめっき(ホウ素)
硬度と耐久性を兼ねそろえた技術でニッケル-ホウ素皮膜と弊社独自の技術の組み合わせで、以下のような付加価値を加える事ができます。
  • 食品衛生法に沿う形でめっき処理する事ができます。
  • 面粗さを調整する事ができます。
  • 部分的にめっき処理を施す事ができます。
  • 皮膜を硬くする事ができます。
  • 耐摩耗性を向上させる事ができます。
  • 膜厚を測定する事ができます。
  • ROHS指令に抵触せずに処理する事ができます。
硬質クロムめっき
多くの機械的特性をもつ代表的なめっきです。電気のめっきの中では、一番硬いめっきで 「耐摩耗性」「耐食性」に優れています。
バフ研磨・ナシジ処理との併用で、お望みの「面粗度」に仕上げることも可能です。
無電解コバルトめっき
無電解めっき技術の応用によりニッケル・コバルト皮膜を形成します。
防炭部分めっき
浸炭処理時に防炭処理として施すめっきです。
浸炭後に油焼入を行います。処理物の大きさ・焼入温度・焼入油の種類によっても異なりますが、浸炭の影響を受けない内部硬さと同様に、浸炭防止部もHRC3540程度の硬さが出ます。
テフロン無電解ニッケルめっき(PTFE)
テフロンとニッケルの共析技術です。

無電解ニッケルめっき
(プリンタ活字)

硬質クロムめっき
(クランクシャフト)

防炭部分めっき

皮膜特性

無光沢銀めっき
導電性が優れています。
高純度(純度99.99%)の皮膜が析出するため純銀と同等の導電性を持ち、他の貴金属めっきと比較して最も優れています。
電気抵抗率 (単位:μΩ・cm)

ロジウム 白金 パラジウム
1.6 2.3 4.7 10.6 11.1

また、熱伝導性にも特に優れています。
熱伝導率 (単位:W/m・K)

ロジウム パラジウム 白金
419 293 149 75 72

金めっき(硬質、軟質)
銀、銅に次いで導電性に優れ、低接触抵抗性に特に優れています。
各種マスキング・部分的なめっき加工などもご対応できます。
錫めっき
錫めっき加工品の長所としては、以下の様な事が上げられます。
  • めっき成分に、鉛を含みません。
  • 耐蝕性に優れています。
  • 加工性に優れています。
  • はんだ付け性に優れています。
短所としては、次の様な事が上げられます。
  • 使用条件により、特にリフローを除く銅下地の場合ウイスカーの発生が見られます。
カチオン電着塗装
一口に塗装するといってもただ“鉄”にペンキで色をつけただけではすぐに錆びてしまいます。
カチオン電着塗装は仕上げ塗装の前に、下地の塗装として防錆効果を高める方法です。
カチオン電着塗装には以下のような効果・特長があります。
  • 防錆性のすぐれた塗装塗膜が得られます。
  • つきまわりが優れているので、塗装残しがありません。
  • 塗膜のタレ・ワキ・溶け落ちがありません。
電磁波シールド塗装
電磁波シールド塗装(導電塗装)では、金属フィラーの入った塗料をスプレーにより塗装することで、導電率の高いコーティング膜を基材表面に形成し電磁波を反射します。シールドしたい電磁波の周波数帯等、その目的に応じて、ニッケル、銅、銀、銀銅が選択できます。通常、表面がきれいに仕上がりにくい電磁波シールド塗装もプラスコートの技術により表面がきれいに仕上がります。また、より広い周波数帯をシールドするために、例えば銀と銀銅など複数のコーティングをマルチレイヤーで行うこともできます。シールドピークの異なる複数のコーティング剤をマルチレイヤーで重ね合わせることにより、より広い周波数帯をシールドすることが可能になります。
導電性(シールド性能)は、銀が最もよく、次いで銀銅、銅、ニッケルの順となります。膜厚は、銀が10μm以下で最も薄く出来ます。さらに薄膜が必要な場合には、真空蒸着、めっき等による電磁波シールドコーティングも可能です。
電磁波シールド塗装は、少量から行うことができ、蒸着、めっきとほぼ同等のシールド効果を得ることが出来ます。また、めっきのできないプラスチックにも塗装することが出来るため、筐体等に使用するプラスチックの選択の幅が広がります。当社のPSC処理と組み合わせれば、通常塗装できないプラスチックにも電磁波シールド加工(導電加工)を施すことが出来ます。

銀めっき
(電子部品)

金めっき
(通信機部品)

錫めっき、半田めっき
(チップコンデンサー)

カチオン電着塗装

電磁波シールドめっき
(無電解ニッケル-リンめっき)

機能性表面処理

マイクロエッチング
エッチングとは、化学薬品の腐食作用を応用した表面加工の技法です。プリント基板などの加工に対応した微細サイズのエッチング処理を行います。
アロジン(白色、黄色)
アルミニウムの表面処理のひとつで、アルミ素材にクロメート皮膜を施したものです。
黄色処理は非常に耐食性があり、白色処理は有色より高い導電性を示します。
硬質アルマイト
アルマイトは、アルミニウムの表面を酸化させて皮膜を作り、耐食性、耐摩耗性を向上させたものです。特に厚く硬い皮膜を作ったアルマイトは硬質アルマイトと呼びます。
素材としては摺動磨耗に優れ、耐かじり性も良好です。
電解研磨
それぞれの金属に適した電解研磨液中で、研磨しようとする金属を電極として電気を流すことで、金属表面の凸部が優先的に溶解されて、平滑かつ、光輝面が得られる現象を利用した研磨法です。
化学研磨
酸やアルカリの溶液中で化学的に表面を研磨する方法です。
素地表面の酸化物が除去され、化学反応で生じた可溶性塩が凸部に薄く付着するため、凹部の溶解が制御され凸部の溶解が選択的に起こり平滑化されます。
当社開発研究品

当社で開発しためっき技術で、薄板、スプリング、
ベローズ、マイクロスプリングなどを製作しています。

薄板、スプリング、ベローズ

極小素材へのめっき